国民の叫び No.40 / 安倍総理の大誤算 前の章

プロローグ

近年の日本に置いて誰がとの様に反対しようが、安倍総理ほど日本国の為に働いた内閣総理大臣は他に見当たらない。
外交交渉に置いても安倍総理の場合は、外遊の多かった小泉前総理の記録を、一年数か月で追い越してしまったし、その成果は比べられない程に秀でておりますが、残念ながら日本へ押し寄せる外圧の波は、減少する処か増加の傾向をたどっております。
この章では、第二次安倍政権発足当時から、現在に至るまでの内政と外交について、何処で間違い何故に誤算が生じたのかを考えて見ようと思います。


「 最初の勘違い No.1 」
再デビュー戦の衆議院選挙で大勝した訳ですが、この時点で安倍総理は大勝の原因を、どの様にご理解なされていたのか、許される事なら伺ってみたい。
あの時点で国を憂う純粋な国民は、前政権に寄りズタズタに切り裂かれてしまった日本人の魂と、無残なまでに踏みにじられた民族の尊厳を、安倍総理となら取り戻せると信じたからでありましょう。少なくとも私はそうでした。
具体的かつ明快に申すならば、何処の馬の骨か解らない密入国者の末裔が、満足な納税能力も無い癖に、帰化もせず在日特権を悪用し、通名を隠れ蓑に馬鹿のひとつ覚えである 「 差別 」 の二文字を振り翳して、我がもの顔に熨し歩く、そんな邪悪の群れを排除する糸口、それを安倍総理に作って欲しかったのです。

日本人は世界でも類を見ない寛容な民族であるが、同時に、人間の持つ誇りとか尊厳を重んずる民族も稀であろう。現時点でも何ら変わらないが、総理が就任当時は、在日に対する我慢が限界を超えつつあった。
何故ならば、ア奴らの行為行動は誇りと尊厳の破壊を遥かに通り越した、侵略であったからだ。ある意味では、離島どころか本土に置ける侵略の何物でもなかったからです。

我々国民は総理の所信表明会見で、在日特権に対する粛清と領土問題に対する、毅然とした声明を期待しておりました。
私の場合は、父親が東京大空襲で米軍の戦闘機に機銃掃射され、経営していた製材所の土地千数百坪を、朝鮮進駐軍に強奪された被害者だから戦争反対論者です。
だから戦いを煽っているのではありません。敵性国家を刺激せよと云うのでもないが、日本憲法で認められない在日特権は断固排除する。領土を侵略する行為に対しては、法整備の基で国際法に法り、断固防衛するとの声明を期待した。当時のブログに掲載した事ですが、残念ながらこの願いはかなえられませんでした。


「 次なる思い違い No.2 」
安倍総理は優しい方だから隣国への対応として、交渉の窓口は何時も開いているとの、静かなメッセージを贈られた。
日本国の立場として、このアクションが誤っていたとは思いませんが、支那朝鮮民族に取っては、総理の心の百分の一も伝わらなかったと思います。その理由は、韓国大統領の告げ口外交を加速させ、支那政府の尖閣周辺に対する領海領空侵犯が増大されました。

蟹や亀は自分の甲羅に合わせて巣穴を掘ると言われますし、人間は自分の心の物差しで、他人を計るとも称される通り、彼等に取って総理のメッセージは、日本に反撃する意思がない、否、安倍には戦う根性がないと云う、誤ったメッセージを与えてしまったと思う。

その解りやすい証拠は、両国が我が国へ輸出する食品を考えれば、答えは簡単に出ます。毒入りの餃子・農薬浸けの野菜・人糞の含まれた海産物・最近では毒入りの鶏肉が、関東周辺のマクドナルドで販売された。これは何を意味すると思われますか。一言で云えば日本が厳しい制裁を加えないから、組し易いとの考えから生ずる一種の侵略でしょう。


「 不見識な妥協 No.3 」
次の参議院選挙も大勝して懸案だった衆参の捻じれ現象も解消し、国会運営も何とか順調に動き始めた。
日銀を説き伏せて金融緩和も実現し、アベノミクス第一の矢が放たれた事で、株価が右肩上がりを示しながらデフレからインフレ傾向に振れだした。多くの国民は歓喜の涙にくれた筈だったが、日本情勢は簡単に安倍総理の勝利宣言を認め様とはしませんでした。

オリンピック招致を成功させ、国政に打って出ようとの腹心算だった筈の猪瀬都知事が、選挙資金の運用で墓穴を掘ってしまった。
安倍総理も政権もある意味では晴天の霹靂だったでありましょう。
都政は取り敢えず政権が完全に安定するまで、弄りたくなかった筈だ。大きな原因は自民党内に役立ちそうな人物が見当たらなかったからだが、いざ都知事選となると、その実態があからさまに暴露されたのです。

何を血迷ったのか安倍晋三ともあろう大政治家が、あっさりと公明党の軍門に下り、金銭問題・女性問題・母親の生保問題では、福岡の地方公務員を怒鳴り付けた経歴を持つ、政治家に最も相応しくない現舛添都知事の応援に回ってしまわれた。
この行為行動は、次に控えた国家秘密法や集団的自衛権を踏まえての布石だったにしても、安倍総理が最初に国民を裏切った動かぬ証拠であり、政権支持率に甘えた奢りの何物でもなかったと思います。
また、舛添都知事訪韓した際に、東京五輪の規模を縮小しても2018年の、韓国・平昌冬季五輪を援助すると約束でもしたら、安倍政権は一気に谷底へ真っ逆さまとなるだろう。そんな馬鹿な事とお笑いかも知れないが、舛添都知事とクネ大統領の政治姿勢を組み合わせれば、太陽が西から上がっても決して不思議ではなかろう。

続きは近日中に投稿いたしますので、祖国にいま何が必要かを皆さんと考えましょう。晩節の涙