悩めるゴルフ狂たちへ No.7

第一部 『 万年ビギナーの理由 』


第五章 球は眼( 目 )で打つ パター編


長年クラブを握っていても、ちょっと集中力がゆるんだ為に 3 パットをしてしまい、「 あの時の 3 パットがなかったら・・・ 」と、悔しい思いを何度も経験して来ました。
今回は 3 パットを防ぐ方法と、高名な専門家諸氏がよく申される 「 パットに形 ( 型 )なしではなく、パットに形あり 」、を証明します。


( セッティング )


1.パッティング・マットをテレビとかドレッサーの前に敷く

2.ホールの入り口と 150 Cm と 200 Cm のところへ目印を付ける。 マットに中心線がある場合、十文字になる様に 10 Cm 長さの縦線をひく

✌ 中央線がない場合、白のミシン糸を割り箸などでナイロン芝に埋め込み、歯ブラシを使って芝に馴染ませ、極少量のセメダインで固める。



( 左足体重パット ) A ・ 引っ掛け解消法


1.ボールに目立つ色でヒット・ポイント目印を付ける

2.目印がわずかに右傾斜になるように十文字地点へ球を置く

3.右手でパター・フェイスと縦線が直線的に重なる様なアドレスを取る

4.クラブ顔面がブレない様に注意し、左手でグリップをしっかりと握り、右手グリップと接合させる

5.この状態で左肘内側を左脇腹に軽く固定 ( スイング支点 ) する

6.バターの顔とスイング支点の距離を合わせながら

7.左足の位置を、球の左側面と踵の内側が一直線になる地点に決める8.右足の位置は、肩幅と同じ寸法の地点に決定する

9.左足親指を 2,3 Cm 開き、右足を10 Cm 程度うしろに引く。 ( 典型的なクローズド・スタンスを作る )

✤ この状態で左足に 60 % の体重を乗せバック・スイングを開始する


能書き ; 片方の足に多くの体重を乗せることで無理やり身体が左前方へ動くのを押さえ、左肘の内側を脇腹に軽く固定すること ( スイングの支点を作る ) で、バック・ウェーからインパクト・ウェーでパター面のズレやブレを阻止できる。


( ポイントと助け舟 )


スイングの支点を作るからと云って余り強く左肘を脇腹に押し付けると、バックからフォローにかけての動作が不自然になります。 一連の動作が滑らかに行える加減を自分で探してください。

パター・ヘッドの始動がぎこちなく感ずる時は、左手の平つけ根部分で右手の平を押す感覚で10分も球を転がせば慣れます。 また、左肘を固定すると書きましたが支点は多少右左に動きます。

このアドレスで大切な事は、右肘を右わき腹に付けてしまわないことです。 また、このスタンスは、引っかけの度合いが減少したら、後ろに引いている右足を少しずつスケアーに戻しながら、自分の形を完成させれることです。

テレビの前にマットを広げる理由は、ニュースを聞きながらでも練習はできますし、ドレッサーには鏡がついているでしょう。 5分程度でも構いませんから、僅かな時間を見つけ球を転がす事です。 同じ150Cm の距離でも、強い・普通・丁度と云う様に打ち分けられる様にしましょう。


次回は押し出し解消法を説明します。