悩めるゴルフ狂たちへ No.9

第一部 『 万年ビギナーの理由 』


第六章 球は眼 ( 目 ) で打つ パター編


( 右足体重パッティング ) B・押し出し解消法


1.球をヒット・ポイント目印が僅か右傾斜になるように十文字地点へ置く

2.右手でパター・フェイスと縦線が平行になる様にアドレスを取る

3.クラブ顔面が変わらない様に注意し、左手でグリップをしっかりと握り、右手グリップを接合させる

4.この状態で右肘内側を右脇腹に軽く固定 ( パターの支点 )する

5.パッティング支点を崩さない距離 ( 球と支点の距離 )を測定

6.右足の位置は、球が身体の中心よりやや右側地点に設定

7.左足の位置を、肩幅と同じ寸法の地点に決定

8.左足を10Cm 程度内側に引き、爪先を 5,6 cm開く

✥ この状態で右足に 60% の体重を乗せバック・スイングを開始


能書き ; 片方の足に多くの体重を乗せることで無理やり身体の動きを押さえ、肘の内側を脇腹に軽く固定すること ( パターの支点を作る ) で、バック・ウェーとインパクト・ウェーのズレやブレを阻止する。


( アテンション )

A.アドレスに入る基本は、右手でクラブを持ち球とクラブ・フェースを正対させてから、左手でしっかりグリップを握る

B.スタンスの基本は、Aの状態を維持しながら左足の位置を決め、それから右足の位置を固定させる

C.先ずスケアー・スタンスを作る。そしてオープンとかクローズ・スタンスに、どちらかの足を引くことが動作の基本です

✒ これは総てのショットに共通です。 直ちに手順を身体に覚え込ませましょう!!


( ポイントと助け舟 )


右肘の内側を脇腹に軽く固定すると、バック・スイングの始動がぎこちなく感じますが、左手の平で右手の平を押す感覚で10分も球を転がせば慣れます。 また、固定すると書きましたが、実際問題として支点は多少右左に動きます。

このアドレスで大切な事は、左肘を左わき腹に付けてしまわないことです。 また、このスタンスは、押し出しの度合いが減少したら、後ろへ引いた左足を少しずつスケアーに戻しながら、自分の形を完成させれば良いのです。

テレビの前にマットを広げる理由は、ニュースを聞きながらでも練習はできますし、ドレッサーには鏡がついているでしょう。 5分程度でも構いませんから、僅かな時間を見つけ球を転がす事です。 同じ150Cm の距離でも、強い・普通・丁度と云う様に打ち分けられる様にしましょう。


( 効   能 )

毎日繰り返すことで余程のロング・パットとか、ウネリ下る氷上の様なラインでない限り、不思議と3パットは消えます。 と同時に、入れごろや外しごろ頃の距離を安心して打てる様になります。 入る条件は勿論ボールを眼で打っていればの話です。