悩めるゴルフ狂たちへ No.11

第一部 『 万年ビギナーの理由 』


第七章 第一部のまとめ


私の提唱するゴルフ・クラブを握る ( スイングする ) 基本はこれだけです。 これ以上でもこれ以下でもありません。

この能書きを、心で信じ、頭で理解し、身体で習得すれば、貴方/女はラウンド 90 のスコアーどころか、間違いなく夢ではないシングル・プレーヤーへの扉が開くことでしょう。


テニス界の貴公子ロジャー・フェデラー選手は、ライン際への正確なフォアーやバック・ハンドで、対戦相手だけでなく観客にまで溜息を漏らさせる。

米国野球界へ殴り込んだ鈴木一郎選手は、限りない広角打法で安打を製造し、前人未踏の記録をうち立て続けております。

ゴルフ界における青木功選手は、天才的な感覚と日々の訓練を積み重ね、東洋のマジシャンとして殿堂入りを果たされました。


お三方の類まれない優れた技術は奇跡ではありません。 ボールは眼で打ち距離は足・腰・肩の同時回転で運ぶ ( 飛ばす )、これ以上でもこれ以下でもない、全く面白みに欠けた理論に添って、弛まぬ訓練を積み重ねた努力への賜物なのです。


この様に生意気な事を語る小生も来年は 70 才を迎えますが、身長 162 Cm, 体重 58 Kg, ドライバー平均飛距離 220 ヤード、コース・レート72.8のメンバーコースでシングル・ハンディーを維持しております。 その源は他でもない 「 ボールは眼で打ち距離は足・腰・肩の同時回転で運ぶ ( 飛ばす )、」 これ以上でもこれ以下でもありません。 仮にこれ以上が存在するとしたら、第六章までの練習量に他ならないでしょう。


第一部の理論をゴルフ狂のみなさまが実践訓練する時間だけお休み致します。


第二部は、 『 プロゴルファーのトーナメントから学ぶ 』、 コース攻略法と状況に適したショットの打ち方を語ります。 どうか一日も早く基本の動作とゴルフに対する新しい観念を身に付けて下さい。 第二部でお会いしましょう。