悩めるゴルフ狂たちへ No.3

第一部 『 万年ビギナーの理由 』


第三章 球は両眼で打ちぬく準備動作

今回は、 『 ゴルフの球は両眼( 目 )で打ちぬく 』、 私のゴルフ理念 ( スイング理論 ) のお話ですが、その前に必需品を用意して下さい。


1.スイング練習 ( ショット ) マット
大きさは約 30 x 60 Cm、中央に横白線が引いてあってゴム・ティーを差し込む穴があり、マットの四面がゴムで縁取りしてあり、裏面に衝撃吸収スポンジと滑り止めが付いているもの。

アテンション ; ( http://tinyurl.com/3jbjf8m ) を参照。 軽量過ぎるとショットのたびにマットが飛びます。


2.パット練習 ( パター ) マット
大きさは約 30 x 240 Cm、出来るだけ中央に横白線が引いてあるもの。
アテンション ; ( http://www.tabata.jp/scoreupnavi/recommend/training/putter-mat/ ) を参照。
ホール入口から 150 Cm と 200 Cm のところへ目印を付ける。 中心線と十字になる白色縦線を引ければ最高です。


3.ゴルフ・クラブ

AW, PW, 9 アイアン, パター。
アテンション ; クラブをお持ちでない方は、量販店で一本千円以下の中古クラブをお求め下さい。 無料の場合が多い。


4.ペット・ボトル
一リッター用の使用済みペット・ボトルを三本。
アテンション 三角錐になる様に紐で固定し、下二本のボトル栓は同色、上のボトル栓は別色に色分けする。 


5.その他の用品
生ゴム製のティー ; 長いサイズ、普通のサイズ、短いサイズ各 1 個
プラスチックの球 ; 5 個程度

以上の道具が用意できましたら、先ずスイングの基本準備動作に挑む訳ですが、極めて単純で面白味がなく、思う様なスイングが出来ないから、半数以上のゴルフ狂がこの時点で投げ出す。
然し、信ずる者は救われます。


( 基本準備動作 )

1.スイング・マットに生ゴム製の長いティーを差し込み、床や壁などの沿線に添ってマットを平行に敷きます
2.まず九番アイアン辺りを選び、左手だけで普段通りにグリップを握る
3.ティーの位置は、左足踵の内側よりボールふたつ分だけ右側に置き、左足爪先をわずかに開き両足を揃えスタンスを取る
4.右手の甲を背骨の位置まで回し軽く押し当てる
5.そのままの姿勢でゆっくりと普段通りのバック・スイングを始動し、トップの位置からゴム・ティーの根元めがけダウン・スイングを開始、一気にインパクト、フォロー、フィニッシュまでクラブを振り抜く

〥 準備動作のスタンスおよび右手の甲を背骨へ回すは、No.3-A, No.3-B の写真を参照


( 意 地 悪 Q )

a.安定したバック・スイングとダウン・スイングの軌道が取れましたか?
b.通常のトップ位置からダウン・スイングに入れましたか?
c.バック・スイングからインパクトまで身体のバランスはどうでしたか?
d.クラブ・フェイスでティーを打ち抜けなかったでしょう!
e.フォロー・スルーもフィニッシュも無理だったでしょう!


( ポイントと助け舟 )

最初の内は身体のバランスが取れないので、右足を少し広げ親指の爪先で身体を支えながらスイングする。 ふら付きが止ったら元のスタンスに戻せば良い。 直ぐに慣れます。
SW からドライバーまで、この方法でクラブを振り抜けるゴルファーは、ゴルフ狂ではなくゴルフ教ですから、ラウンド 95 前後のスコアーで悩むことはない。


( 効   能 )

適切なグリップの握り具合・正しい身体の回転・不必要な肩の力が抜けるなど、理想的なスイングに必要なすべての基礎が集約されています。

次回は球を眼で打ち抜く方法を話しましょう。