国民の叫び / Cry of the nation No.25

国益とはなんですか / What is the national interest


1)今回の川口委員長解任劇に対し、野党の行動を決して承認する者ではないが、我々は現政権が可愛さ故に、大切な事を見落としてはいないだろうか。
川口議員も自民党も、国益を優先させた結果だと強弁なさり、正当性を訴えておられますが、祖国の国会を混乱させてまでの国益とは一体何でしょう。


2)川口議員の 『 環境委員長解任を受けて 』 を拝読したが、誠に残念だった事は、どの様な会議なのか全く謳われておらず、国益と云う単語だけが乱れ飛んでおりました。
これでは普通の国民には、川口議員の真意が伝わらない。また、大きな疑問は公式会議の日程が突如として変更された事です。


3)嫌な表現を許されるならば、その程度の会議だった事にもなり兼ねないし、会談相手の楊国務委員がどの様な要人か存じないが、習近平国家主席でない事だけは確かだ。
川口議員が自国の国会まで欠席し、その人物から得られる日本の国益とはなんだろう。現政権に対する嫌がらせとしか考えられない。


4)視点を変えるならば、日中国交正常化から40年もの長きに渡り、我が国は先方の希望通り援助を絶やさず、国民の血税を継ぎ込んで参りました。
その結果から得られたものは、支那の軍備増強であり反日暴動であり尖閣諸島の侵略行為であった。それでも政治家の皆様は平和解決を望むのだろうか。


5)我々が幾ら手を差し伸べ共存共栄を呼び掛け、東アジアの平和を訴えた処で、相手にその気が全く無いのだから話にならないのです。キリスト教徒に南無妙法蓮華経を唱えるに等しい。
国民は決して戦いを望んではいないが、これ以上の傲慢を耐え忍ぶことに価値観を見出せなくなってしまったと思う。


6)川口議員も外務大臣まで務めた政治家だから解る筈だが、現在の世界は仮面を被った悪人が、核武装を背景に善人を装って、国益に適う外交を転回するのが常道になった。
何世紀にも渡って敵対視されて来た核武装国家が、委員同士の会談で日本の国益に適う美味しい話を持ち出すとは到底考え難い。


7)どうか国民の皆様も、国益などと言う美しい言葉に誤魔化されないで欲しいと念じます。国益などと云うものは、民族の誇りを捨て人間の魂を失ってまで得た処で何の価値もありません。
我々大和民族は何時の場合も、清く正しく美しく生きて参りました。先人から受け継がれた教えだったからです。


8)常識的に考えれば外国の要人を迎えて行う公式会合が、主催国要人の都合で予定が変更される事など、舐め切られている典型的な例でありましょう。
立場が逆だったら相手国は難癖を付け直ちに席を蹴った。我々日本国民は自国の議員が馬鹿にされてまで支那との友好関係を望んではいません、自民党様。


9)政治家の皆様がどうしても支那と仲良くしたいなら方法は一つあります。尖閣諸島に沖縄を添え進呈すると云えば、たった今からでも友好関係は成立するだろうが、数年の内にチベットの二の舞になるでしょう。
国民はそれを肌で感じていたから、安倍総理戦後レジームからの脱却を支持したのです。


0)敗戦後から現在に至る迄に多くの総理大臣が登場したが、良し悪しは別として米国なり支那と、曲りなりにも対等に渡り合えたのは、吉田茂公と田中角栄公だけだった。
我々日本国民の多くは安倍総理が必死で戦う姿に、失い欠けた民族の誇りと夢を賭け、立ち上がる決心をしたのだと信じております。